海外へ旅行に行く事は今や珍しい事ではなく、普段は外国語には全く縁がない人たちでも1年か2年に一度は海外へ出かけるという事が当たり前になりました。
個人で飛行機のチケットやホテルを手配して単独で旅行に行く人も、若い世代を中心に増えています。しかし外国語が全く話せない場合は、ガイドさん付の団体ツアーに参加する場合が多いかと思います。
ガイドやツアーコンダクターがついている団体旅行では、ほとんど現地でのやりとりを自分でする事なく旅行をする事ができますが、それではやはりつまらないもの。また、団体の場合はガイドさんも自分に専属で通訳をしてくれるわけではないですから、自由行動で買い物をしたりする際に、英語を使わなくてはならない場面を避けられない場合があります。
そんな英語が必要になるポイントをいくつか案内します。
空港での入国審査
現地の空港に着いたら、まず待ち構えているのが入国審査。ひとりひとりカウンターを通過するわけですが、この時に「何日間滞在するのか」「何の目的で来たのか」「帰りの航空券を見せてくれ」などと聞かれる事があります。
質問を理解して答える自信がない人は、あらかじめこのような事を聞かれる事を予想して、それが分かる書類を見せてしまうというのもひとつの手です。
ショッピング
団体旅行でも自由行動の時間はあります。特にショッピングは、全員で同じ売り場をガイドさん付で回るわけにはいきませんから「1時間後に集合」といった形で自由に買い物する場合が多いでしょう。
レストランでの食事
食事は他のメンバーやツアーコンダクターと一緒の場合が多いですが、細かい事をレストラン側にお願いしたりする時にいちいち助けを求められない場合があります。簡単な注文やお願いのフレーズは予習していくと良いでしょう。
エンターテインメント
海外旅行に娯楽はつきもの。アトラクションやカジノへ出かける事も多いでしょう。テーマパークのスタッフや、オンカジのディーラーとのやりとりをする場合に英語が必要になります。
ホテルの部屋
エアコンがあまり効いていなくて暑い、お湯が出ない、トイレが詰まった、などのトラブルが生じた場合、例えば夜中などに、ただでさえ疲れているツアコンさんをたたき起こすのは気が引けます。レセプションに電話するなどしてホテルのスタッフに来てもらうといった場面が想定されます。
通訳機の活用
Google翻訳をはじめ、近年の翻訳ツールはとても賢くなりました。日本語と英語という、言語体系や言葉の概念が全く違う言語でも、ほとんどの場合ちゃんと通じる文章に訳してくれます。
更に、入力する日本語をできるだけ簡潔にするなどの工夫をする事で、思わず変な英語に翻訳されてしまい誤解を生むような事態を避ける事ができます。