英語で論文のを書く – 結論の書き方ポイント
英語論文と聞くと何やら難しい表現などを使って文章を書かなければと考えてしまいがちです。英語論文を書く際には勿論的確な用語を用いる事が前提ですが、肩肘を張りすぎずに「英語で口頭発表する際の原稿」を作るのだと意識しましょう。言いたいことが適切に伝わらない論文になってしまわないよう気を付ける事が大切です。
日本語論文と英語論文で決定的に違うのが結論文の表現の仕方です。
英語論文では「新しく、有意義な結論」だけをConclusion として明確に表現しなければなりません。「○○のような傾向が認められた」などのわかりきった表現では認められませんし、 本文中で触れなかったことについていきなり結論に含めるのもタブーです。わかりやすく言えば英語論文の結論文を読むだけでこの論文を理解できるという英語論文が好ましいのです。
そのためには英語の表現の仕方にもコツが必要です。英語論文での結論文では、導入部で述べたことを繰り返して述べて論文を終了します。注意事項として、 Conclusion では Introduction の thesis statement の言い換えをする必要があります。英語には色々な言い回しがありますので、よく使われる表現や置き換えて使える表現などは日ごろから書きとめておくとい良いでしょう。またConclusion では Introduction や Development で述べていないことや新規の情報は書いてはいけません。では、最後に英語論文のConclusion の重要な4つのポイントをまとめてみましょう。
- トピックの問いを再び述べる。
- 検証した結果を述べた前述のパラグラフを要約する
- パラグラフで何か問題が提起されているのなら、解決策を述べる
- トピックついて、検証に基づくあなたの意見を強調し、議論を締めくくる
以上が英語論文の結論文を書くにあたって大事なことになります。